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「サイバー軍拡競争」が加熱、米マカフィーCEOが警告

  • 2010年01月29日 15:14 発信地:ダボス/スイス
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パリ(Paris)で2001年10月に開校した初の公式ハッカー学校「Zi HackAdemy」で、同校のシンボルマークのドクロがプリントされた公式Tシャツ(2002年1月22日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/JOEL SAGET

【1月29日 AFP】世界20か国余りが「サイバー軍拡競争」に参加していて、インターネット上での「戦闘」ぼっ発の懸念が高まりつつある――。

 米コンピューター・セキュリティ企業マカフィー(McAfee)のデイブ・デウォルト(Dave DeWalt)最高経営責任者(CEO)兼社長が、世界経済フォーラム(World Economic Forum)年次総会(ダボス会議)出席のため訪れているスイス・ダボス(Davos)で、AFPの取材に応じた。

■5か国が「サイバー兵器」装備か

 デウォルトCEOによると、各国政府はコンピューター・システム上では伝統的に守備的な立場を取りがちだったが、最近は姿勢を転換しているという。「より攻撃的な態度に移行しつつあることは明らかだ」

 サイバースペースで展開されている「サイバー軍拡競争」の参加国のうち、マカフィーの調査で少なくとも5か国が「サイバー兵器」を所持していることが確認された。米国、中国、ロシア、イスラエル、フランスだとしている。

「現在、20か国以上の政府がサイバー戦争やサイバー諜報などに備え、武装している。サイバースペースで軍拡競争が起きている」

■急増する攻撃、損失は1日5億円超

 マカフィーが過去1年で新たに発見したスパイウエア、ウイルスソフトといった悪意のあるソフトウエアは、前年に比べ5倍も増えたという。これは、過去5年間に発見された数より多いとデウォルトCEOは話す。

 マカフィーが企業のIT・セキュリティー責任者約600人を対象に行った最新調査では、自社のネットインフラが受けたサイバー攻撃に他国政府が関与していると考えているとの回答は60%に上った。最も大きな脅威としては36%が米国、33%が中国を挙げた。

 また、世界中でサイバー攻撃による損失は日額630万ドル(約5億7000万円)、年にして17億5000万ドル(約1573億円)に上るとの試算も明らかになった。

 サイバースパイの攻撃先としては、コンピューター管理が進んでいる発電所や石油精製所などが上位に入ったという。

 サイバー戦争について警鐘を鳴らすのは、デウォルトCEOが初めてではない。前年10月には、国連(UN)の専門機関、国際電気通信連合(International Telecommunications UnionITU)のハマドゥーン・トゥレ(Hamadoun Toure)事務総局長が、次の世界大戦はサイバースペースで起きるかもしれないと警告している。(c)AFP/Hui Min Neo

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