【1月25日 AFP】中国航空3位の中国東方航空(China Eastern Airlines)のオンラインチケット購入システムで前週、すべての航空券がわずか300円未満で販売される誤作動が発生したが、同社では購入した乗客数百人から追加料金を取らない方針だ。

 国営英字紙・環球時報(Global Times)によると、コンピューターの故障により、ファーストクラスも含めた券が20元(約260円)で販売されたためで、少なくとも300人がこれを購入した。

 例えば北京(Beijing)市内のタクシー料金よりもさらに安い値段で、北京から江西(Jiangxi)省の省都、南昌(Nanchang)までの航空券が手に入った。25日、同社のウェブサイトに掲載されている同路線の片道料金(ファーストクラス)は2000元前後となっている。 

 なかには航空運賃が跳ね上がる2月の旧正月期間のチケットもあったが、中国東方航空ではチケットの取り替えを行わず、購入した乗客にそのまま搭乗してもらう方針だ。同社広報は25日のAFPの取材に対し「今回の問題はわが社のシステムによるもの。(安く購入した航空券を持っている)乗客のみなさまにはそのままお乗りいただきます。この方針を変更することはありません」と説明した。(c)AFP