【10月27日 AFP】米インターネット検索大手ヤフー(Yahoo)は26日、無料ウェブホスティングサービス「ジオシティーズ(GeoCities)」を閉鎖した。ヤフーはITバブル全盛期にジオシティーズを30億ドル(約2800億円)以上かけて買収していた。

 ヤフーは、26日以降はジオシティーズは利用できないとし、ユーザーに対しては同社の別の有料ウェブホスティングサービスに移行するよう促している。このサービスは最初の12か月をわずか5ドル(約460円)の特別価格で利用できるという。

 ヤフーは、今回の閉鎖の1週間前、第3四半期決算を発表しているが、売上高は前年同期比12%減だったものの、純利益は大幅なコスト削減が功を奏し、前年同期の3倍にも上った。

 ジオシティーズは、ユーザーに双方向型ウェブサイトの構築に必要なツールを提供していたほか、チャットフォーラムやコミュニティ志向の機能も追加していった。その後、ユーザー数の減少や収益難に見舞われ、有料のプレミアムサービスを提供するようになっていた。(c)AFP