【9月4日 AFP】新型インフルエンザA型(H1N1)が流行しているが、自分が今いる場所は大丈夫だろうか――そんな心配をするアップル(Apple)のiPhone(アイフォーン)ユーザーに朗報だ。新型インフルなどの伝染病の発生状況をリアルタイムで知ることができるアプリケーション「Outbreaks Near Me」が提供されることになった。

 米ボストン小児病院(Children's Hospital Boston)が米マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of TechnologyMIT)メディアラボの協力と米グーグルの慈善機関Google.orgの支援を受けて開発したもので、ユーザーは自分が今いる場所の発生状況を「ヘルスマップ(HealthMap)」上で確認することができる。地域別、病気別に検索してさらなる情報を得ることも可能だ。逆に、「ヘルスマップ」へ通報することもできる。

 ヘルスマップは2006年に創設されたウェブサイトで、報道や当局の発表、インターネット上の書き込みなどから収集した伝染病の発生状況に関する情報を地図上にまとめて一般に提供している。

 ユーザーは、付近で発生が確認されたときに自分のiPhoneに「アラート」を表示したり、Eメールで通知を受けたりすることもできる。

 このアプリケーションは、アップルのオンラインストア「iTunes App Store」から無料で入手できる。(c)AFP

【参考】ヘルスマップのサイト(英語)