【8月19日 AFP】米ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)最大手フェースブック(Facebook)のユーザー5人が17日、同社サイトがユーザー情報の保護を怠っているとして、フェースブックを相手取り損害賠償請求訴訟を起こした。

 カリフォルニア(California)州オレンジ郡上級裁判所に提出された訴状によると、フェースブックが、プロフィールページ上の情報は厳格に管理するという規約に違反するかたちでユーザー情報の収集活動を行ったとされている。

 原告は、女子大生、写真家、女優、少年2人の計5人。女子大生は、メンバーがまだ大学生に限定されていた初期のフェースブックに参加していた。だがサイトはその後「オープン」になり、ユーザー数は今や世界で2億5000万人に。女性は「フェースブックに裏切られた」と話す。

 写真家と女優は、フェースブックはプロフィールページ上の写真が第三者に不正に共有されるのを可能にしていると主張する。

 少年2人は、「13歳以上」というメンバー資格を満たしていない自分たちのような若年者が画像やコメントを投稿するのをフェースブックは容認すべきではないと訴えている。フェースブックには、メンバー登録時に年齢を確認するための有効的ツールが用意されていない。

 フェースブック側は、法廷で争う構えを見せている。(c)AFP