【8月11日 AFP】前週、大規模なサイバー攻撃を受け、サービスが一時停止した「ツイッター(Twitter)」「フェースブック(Facebook)」、「ライブ・ジャーナル(LiveJournal)」など米大手ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)は、10日現在もサイバー攻撃の回避に奮闘していることを明らかにした。

 ただし、各社とも状況は収拾しつつあるという。AFPによるEメールの質問状に対し、ツイッターの共同創設者、ビズ・ストーン(Biz Stone)氏は「攻撃は続いているが、われわれの対処が改善しているのでサービス停止は起きていない。システムは安定し、プラットフォームも健全なようだ」と回答した。
 
 一方、フェースブックでは、遠隔操作されて分散サービス妨害(DDoS)を仕掛けるコンピューター群「ボットネット」を依然、調査中だが攻撃量は「わずか」と回答した。ライブジャーナルでも、攻撃は停止していないが、現時点では問題なく対処しているという。

 しかし、今回の攻撃で標的とされたグルジア支持者のブロガーが、ライブ・ジャーナルに開設しているページはアクセスが困難だった。このブロガーは8日、グルジアのトビリシ(Tbilisi)で、攻撃の背後にロシアがいると思うとの考えを述べた。この男性はブログに、08年のグルジア紛争を批判するコメントを掲載していた。(c)AFP