【6月19日 AFP】恋人と別れるべきか、新車はどの車を買うべきかといった人生の選択を迫られたとき、米国のオンラインサービスHunch.comが、最良の決断を示してくれる。

 Hunch.comは、写真共有サイト「フリッカー(Flickr)」の共同創設者、カテリーナ・フレーク(Caterina Flake)氏とマサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of TechnologyMIT)の卒業生らが3月に立ち上げた。新たに開発したシステムで、ユーザーを最も適した結論に導く。
 
「決断が必要なとき、人びとはこれまで、コイン投げや占いなどに頼るか、できるだけ決断を先延ばしにしてきたりしたが、これからは、Hunchがある」と、開発チームは胸をはる。 

 開発チームによると、Hunchは学習能力を備えたソフトウェアエンジンを用いて、ユーザーの思考を洞察する質問を出す。1件の質問に答えるごとに、ソフトウェアがそのユーザーに最も適した次の質問を選ぶ。こうした質問が10件程度続き、最終的にユーザーが抱える問題に対する最善の回答を提示するという仕組みだ。

 数百件におよぶテーマについて、心配ごとや悩みへの回答が用意されている。

 開発チームによると、Hunchはユーザーが使うごとに学習していくように設計されており、人びとがHunchを使えば使うほど、Hunchは常に進化していくと、説明している。(c)AFP