【6月3日 AFP】ソニー(Sony)は2日、米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)で開催中のゲーム見本市「エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ(Electronic Entertainment ExpoE3)」で、モーションセンサー技術を採用した家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PlayStation 3)」用ゲームコントローラーの試作品を披露した。これで、複雑なボタンとジョイスティックによるゲーム操作から離れつつある家庭用ゲーム機のトレンドに、ソニーも参入することになる。

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(Sony Computer EntertainmentSCE)の研究員、リチャード・マークス(Richard Marks)氏が、E3で記者会見を開き、モーションコントローラーの試作品を披露した。

 新型コントローラーは、テレビ用リモコンのような形状で、先端部分に電球のような球体が付く。SCEの研究員がコントローラーを2本使ってデモを行う中、マークス氏は、「このコントローラーの独特でクールな部分は、『PlayStation 3 Eye』で追尾可能な、先端の発光する球体部分だ」と説明した。

 発表会では、プレイヤーの動作が、(モーションセンサー)カメラに追尾され、剣やラケット、フラッシュライト、杖、銃、バットなどを振り回すゲーム上のキャラクターの動きに変換される様子が披露された。(c)AFP/Glenn Chapman