【5月30日 AFP】米検索大手グーグル(Google)は28日、同社が米カリフォルニア(California)州で開催した開発者向けイベントで新しいコミュニケーションツール、「Google Wave」を発表した。

 グーグルのラース・ラスムッセン(Lars Rasmussen)氏のブログによれば、Google Waveは電子メールの機能を拡張し、テキスト、写真、動画、地図などをリアルタイムで共有してコミュニケーションをとったり、共同作業を進めることができる。過去のやり取りの推移を振り返ることもできる。

 開発チームのカセイ・ホワイトロー(Casey Whitelaw)氏はGoogle Waveは従来難しかったリアルタイムでの共同作業を可能にすると指摘する。

 Google Waveのプロトタイプは5人の開発チームがオーストラリア・シドニー(Sydney)の会議室に数か月間こもって作り上げた。自由に機能を付け加えることができるオープンソースとして公開され、開発者向けキットが会場に集まった開発者たちに配布された。正式なリリース日は明らかにされていないが、グーグルは正式リリース前にさまざまな機能が付け加えられること期待している。(c)AFP/Glenn Chapman