【11月25日 AFP】急成長を遂げているソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手フェースブック(Facebook)が、人気のマイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」に対し、株式による5億ドル(約480億円)の買収案を提示したが、株価をめぐり交渉は物別れになったことが明らかとなった。IT専門サイト「AllThingsD.com」が24日、伝えた。

 同サイトによると、株式非公開会社のフェースブックによるツイッター買収提案は、10月中旬から「数週間にわたる本格的な交渉」が始められたが、株価をめぐって3週間前に物別れになったという。

 ツイッターの株主と経営陣は、同社は人気が急騰しているものの収入源が依然として開発されておらず、サービスに対する収入モデルを確立したいとしており、売却に難色を示しているという。

 フェースブックの消息筋によると、同社自体にも「収入源に関する課題がある」という。さらに、「ツイッターの買収で地位は上昇するかもしれないが、収入源は依然として不安材料となるだろう」と指摘している。

 ツイッターのユーザーは600万人とされており、サイトのユーザーは140文字以内の「tweets」と呼ばれるショートメッセージを送信することができる。(c)AFP