【10月16日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は15日、同社が提供する地図検索サービス「グーグル・マップ(Google Maps)」で特定の街角を360度映し出す写真を見ながら地図上を移動できる機能「ストリートビュー(Street View)」に、フランスの主要6都市に新たに対応させたと発表した。

 今回新たに加わったのは、パリ(Paris)、リヨン(Lyon)、リール(Lille)、トゥールーズ(Toulouse)、マルセイユ(Marseille)、ニース(Nice)。

 欧州では今年初めにツール・ド・フランス(Tour de France)の開催地21か所にストリートビューを導入したが、都市部での本格導入は今回が初となる。

 ストリートビューの技術責任者Luc Vincent氏は、グーグル・マップと衛星写真提供サービス「グーグル・アース(Google Earth)」の開発チームのブログ上で、「ストリートビューを使えば、誰でも今すぐにシャンゼリゼ(Champs Elysees)通りを歩くことができる」と述べている。

 ストリートビューの運用は前年、米国内から開始されているが、プライバシー保護の観点から議論を呼んでおり、グーグル側は5月、ストリートビューに写り込んだ人物の顔をぼかす技術をテストしていると発表した。(c)AFP