米ワシントンD.C.のワシントン・コンベンション・ センター(Washington Convention Center)で演説する民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領候補(2008年9月10日撮影)。(c)AFP/Saul LOEB
【9月14日 AFP】米大統領選への高い関心につけこんで、民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領候補の「セックスビデオ」を閲覧できると偽る電子メールを送り、口座情報などを不正に取得しようとするネット詐欺が起きている。
送りつけられた電子メール内のリンクをクリックすると、素人が撮影したようなアダルトビデオを閲覧するサイトへ誘導される。もちろんオバマ氏は登場しないが、気付かないうちに悪意のあるソフトがパソコンにインストールされてしまうという。
セキュリティ大手の英ソフォス(Sophos)の技術コンサルタント、グラハム・クルーリー(Graham Cluley)氏は、同社ウェブサイト掲載された動画の中で、「この電子メールは、バラク・オバマ上院議員がウクライナ滞在中にセックスビデオに出演したと偽り、クリックすればそのビデオを閲覧できると誘導する。リンクをクリックすると、スパイウエアがコンピューターにインストールされ、パスワードや銀行口座情報がサイバー犯罪者のもとへ送信される」と警告した。
悪意のあるソフトウエアの開発者たちは、スパムメールを受け取った人にクリックさせることを狙い、流行の話題に敏感に便乗する。こういった手法は、ハッキングによってセキュリティソフトやファイアーウォール(防御壁)を通り抜けるのではなく、コンピューター利用者をだまして情報を取得するという特徴から「ソーシャルエンジニアリング」と呼ばれている。
電子メールを送りつけ、有名人の動画や写真を入手できるとそそのかしてクリックをさせるのが主な手口だ。ほかにも地震や津波、ハリケーンの映像や写真を入手できると偽る場合もある。
クルーリー氏は、「あやしいメールが届いたときは、何も考えずむやみにクリックしてはいけない。トラブルに巻き込まれるおそれがある」と警告している。(c)AFP
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