【8月19日 AFP】ドイツの携帯電話会社T-モバイル(T-Mobile)は18日、米インターネット検索大手グーグル(Google)の携帯電話向けオープンプラットフォーム「アンドロイド(Android)」を使用する携帯端末の発売を発表した。携帯電話会社としては世界初で、米アップル(Apple)の端末iPhoneを直接脅かす存在となりそうだ。

 T-モバイルの親会社、通信大手ドイツテレコム(Deutsche Telekom)の広報担当は発売日については詳細を伏せた。製造は台湾の宏達国際電子(High Tech ComputerHTC)が担っている。

 米ニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙によると、米国での発売はクリスマス商戦前、早ければ10月ごろと予想される。

 T-モバイルのアンドロイド使用新機種はiPhoneや、パーム(Palm)、マイクロソフト(Microsoft)、ノキア(Nokia)などのソフトウエアを使用するそのほかのスマートフォン同様、タッチスクリーンを搭載し、ユーザーはインターネットにアクセスできる。スクリーンが外側にスライドするようになっており、その下に5列配置のキーボードが格納されているという。

 T-モバイルは欧州の携帯電話市場最大のドイツで1位、米国で4位の携帯電話会社。英国、オランダ、チェコ、ポーランドでも事業を展開している。(c)AFP