【7月3日 AFP】米ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)は2日、米ソフトウエア大手マイクロソフト(Microsoft)が、ほかのメディア企業と連携して米インターネット検索大手ヤフー(Yahoo)の買収に向けた新たな動きを模索していると報じた。

 同紙は関係者の話として、マイクロソフトが、米メディア大手のタイム・ワーナー(Time Warner)や同ニューズ・コーポレーション(News Corporation)など複数のメディア企業と接触し、(マイクロソフトが買収を希望する)事業部門以外の部門の買収についての意向を探っているとしている。この新たな形での買収が実現すれば、ヤフーの分割につながるとみられている。

 また、この関係者は、マイクロソフトのスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)最高経営責任者(CEO)が、この件に関する会談をヤフーのロイ・ボストック(Roy Bostock)会長に持ち掛けていたことも明らかにした。会談は6月30日に予定されていたが、マイクロソフト側がキャンセルしたという。

 マイクロソフトは過去にも、ヤフーのネット検索部門を買収し、残りの事業部門については別のパートナーと統合するとした構想を打ち出したこともある。(c)AFP