2007年10月10日、ドイツのフランクフルト・ブックフェア(Frankfurt Book Fair)に出展した米検索大手グーグル(Google)のブース。(c)AFP/DDP/MARTIN OESER
【2月6日 AFP】ソフトウエア市場で独占的な地位を占めるマイクロソフト(Microsoft)に攻勢をかける米検索大手グーグル(Google)は5日、スパムメールなどを防止する新しいオンライン・ソフトウエアの提供を開始した。
■使用料は年間約300円から
グーグルが発表したEメールセキュリティサービスは、同社が前年6億2500万ドル(約665億5000万円)で買収したベンチャー企業ポスティーニ(Postini)の技術を使用している。このソフトウエアにはEメール保護やフィルター機能、暗号化機能、アーカイブ機能などが盛り込まれ、マイクロソフト・エクスチェンジやロータスノーツ、ノベル・グループワイズなどと互換性がある。
グーグルによると、新Eメールセキュリティサービスの使用料は「どんなビジネスの予算にも対応できるよう」、1ユーザーにつき年間3ドル(約320円)から開始するという。ウイルス監視やメッセージ保存などの機能を付加したプレミアム・オンラインサービスは、1ユーザー当たり年間25ドル(約2700円)で提供する。
■ソフトウエアの流れはPCインストールからオンライン提供へ
Eメールセキュリティサービスは、テキスト作成ソフトやスプレッドシート、スケジュールカレンダーなどのプログラムをオンラインベースで提供するGoogle Appsプラットフォームの最新の付加サービスだ。こうしたサービスは、ユーザーのコンピューター内にソフトウエアをインストール・保存するのではない「クラウド・コンピューティング」、つまりインターネット企業の運営サービスからオンデマンド、オンラインでソフトウエアを提供する流れの一環だ。
「サービスとしてのソフトウエア」に特化している米セールスフォース・ドットコム(Salesforce.com)の利用者は最近100万人を超え、同社のマーク・ベニオフ(Marc Benioff)CEOは2008年度の年間売上は10億ドルを上回ると予想している。同社もグーグルと「戦略的提携」を行っている。
米オンライン動向調査会社comScoreの調べによると、前年12月のサイト訪問者数はマイクロソフトと米ヤフー(Yahoo)の2社合計で6億6500万人だったのに比べ、グーグルは単独で5億8800万人に迫った。世界の検索エンジン市場シェアは、マイクロソフトとヤフーを合わせても15.7%しかない一方、グーグルは62.4%と他を圧倒している。しかし、オンラインEメールサービスではヤフーが最も人気があり世界で2億5700万人のユーザーがおり、インスタントメッセージ市場ではマイクロソフトのEメールサービスユーザーとあわせ77%のシェアを占めている。(c)AFP/Glenn Chapman




