イタリアのローマ(Rome)にあるタレス・アレニア・スペース(Thales Alenia Space)社で組み立てが進む「ガリレオ」計画に使用される人工衛星(2007年7月13日撮影)。(c)AFP/ANDREAS SOLARO
【12月1日 AFP】欧州連合(EU)は11月30日、衛星利用測位システム「ガリレオ(Galileo)」計画の実行について、スペインの懸念を緩和させ、全会一致で合意した。これを受け同日午後に行われる閣僚理事会で各国運輸相によって計画の承認が行われる。EU外交筋が明らかにした。
29日午後の協議でスペインが不満を示したのは、現在EU議長国を務めるポルトガルが、この最重要計画について合意に至ろうと、採決方法を通常の全会一致から多数決に変更したため。
この計画では、特に海運、航空、鉄道の安全保障を目的とする、市民保護のための地上ステーション「Safety of Life」がスペインに設置される予定だが、スペインは、建設が予定されている30基の衛星ネットワークの管制センターを、ドイツやイタリア同様に同国にも建設することを要求した。
30日に合意した妥協案では、Safety of Lifeステーションを2013年までに管制センターとして承認し、それによりスペインが衛星の運行状況と地球への伝送を監視することを可能とする。このネットワークは2013年に利用が開始される予定。(c)AFP