【11月14日 AFP】インドの大手財閥タタグループ(Tata Group)と米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(Hewlett-PackardHP)は13日、アジア太平洋圏で最速のスーパーコンピューターを開発したと発表した。スーパーコンピューターは科学研究に役立てられるという。

「Eka(サンスクリット語で『1』)」と名付けられたこのスーパーコンピューターは、タタグループ傘下の電子計算研究所(Computational Research LaboratoriesCRL)がHPの高性能ビルディング・ブロックを使用して開発。

 最高170兆回(秒)の浮動小数点演算が可能で、日本を含むアジア最速の計算性能を持ち、世界で4位。

 HPとCRLはインドのハイテク中心都市バンガロール(Bangalore)で、同スーパーコンピューターが世界のスーパーコンピューターの性能ランキング「Top500」に入ったことを明らかにした。

 このスーパーコンピューターには米半導体大手インテル(Intel)製の最速プロセッサが使われ、科学分野や産業分野の研究を「前人未踏の限界」まで押し進めるという。(c)AFP