【10月26日 AFP】(一部更新)米アップル(Apple)は26日、同社PC「マッキントッシュ(Macintosh、マック)」用の新OS「Leopard(レパード)」を発売した。iPodやiPhoneの成功を足がかりに、マックユーザーのすそ野拡大を狙う。

 ファン待望の同OSは、6月のiPhoneのプロモーションを集中的に行うために発売が延期されていた。新機能には、ダウンロードした音楽ファイル、写真、ソフトウェアのバックアップを自動的にとれる「タイムマシン(Time Machine)」機能がある。アップル側の説明によると、定期的にバックアップをとるユーザーが26%しかいないというアンケートの結果を受けて考案されたものだという。

 また、ネットワークで接続された全パソコンを対象としたファイル検索もでき、障がい者のための音読機能、点字サポート機能、字幕機能なども搭載されている。

 ウェブサイト上のコンテンツをモニタースクリーンの小ウィンドウに映し出す「ウィジェット(widget)」という機能で、ニュースの常時更新や動画をデスクトップに常時映し出すことも可能だ。

 ウェブカメラを使って通信するiChat機能も改善され、スライドショーを楽しんだり、顔写真を加工したり、背景を変えたりして遊ぶことができる。(c)AFP