【10月19日 AFP】中国ではグーグル(Google)やヤフー(Yahoo)、MSNなどの米系検索サイトが不正操作され、ユーザーのアクセス先が中国ネット検索大手、百度(Baidu)へと自動的転送されている可能性があると専門家らが17日、指摘した。

 インターネット検索サービス関連サイト「Search Engine Roundtable」が17日に掲載した専門家らの分析によると、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世への勲章授与に対する報復の可能性もあるという。

「中国は米国に対する『仕返し』として、グーグルやヤフー、MSNからの検索トラフィックをほぼすべて百度に転送している」と専門家らは分析する。

 転送の方法や理由については不明だが、中国政府の厳しいインターネット規制は一般的に知られている。(c)AFP