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マイスペースとスカイプが提携、音声によるオンライン・コミュニティを目指す

  • 2007年10月17日 17:34 発信地:サンフランシスコ/米国
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米国のソーシャル・ネットワーキング・サービス「マイスペース(MySpace)」のホームページ。(2007年5月15日、米ワシントンD.C.で撮影)。 (c) AFP/Nicholas KAMM

【10月17日 AFP】ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のマイスペース(MySpace)とインターネット電話のスカイプ(Skype)は16日、「MySpace IM」にスカイプの技術を組み込んで、ユーザーに世界最大規模の音声によるオンライン・コミュニティを提供すると発表した。

 12月までに、マイスペースのインスタント・メッセージ用ソフトウェアにスカイプの音声サービスを組み込み、メンバー同士がコンピュータを使って無料で簡単に通話できるようにする。

 発表によればマイスペースの月間のアクティブ・ユーザーは1億1000万人、スカイプの登録ユーザーは2億2000万人で、マイスペース会員のうちおよそ2500万人がインスタント・メッセージを使用している。今回の提携でマイスペース会員は、プロファイルや写真、ネットにおけるユーザー分身「アバター」をスカイプの機能にリンクさせることができる。

 マイスペースのクリス・デウォルフ(Chris DeWolfe)CEOは「われわれの会員同士がコミュニケーションをとる上でインターネット電話を使うことは、自然な流れだ」と語った。

 MySpace IMは、既存の契約の制約を受ける日本、中国、台湾を除き、マイスペースがサービスを提供している全ての国で使用できる。さらに、マイスペース会員は有料でスカイプの電話転送サービスやボイスメール、コンピューターと一般電話や携帯電話の間の通話も利用できる。

 スカイプのScott Miller氏は「インターネットにつながる場所であればどこでも、スカイプを利用できる。マイスペースには多くの会員がいるので、スカイプの利用も増える」と語る。

 提携交渉はインターネットオークションサイト大手の米イーベイ(eBay)がスカイプを、米メディア大手ニューズ・コーポレーション(News Corporation)がマイスペースを買収する前から行われていたという。

 マイスペースの製品開発の副責任者Kyle Brinkman氏によると、全ての交渉が落ちついた7月から、両社の技術者がこのプロジェクトを開始したという。同氏は「自慢する訳ではないが、当社がシリコンバレー(Silicon Valley)に地歩を築くうえで力になった我々の技術力が示されたと思う」と語った。ロサンゼルス(Los Angeles)に本社を置くマイスペースは今週、シリコンバレーの優秀な人材を活用するためサンフランシスコ(San Francisco)に事務所を開いた。
 
 今回はベータ版として公開され、インスタント・メッセージ用ソフトウェアを新規にダウンロードすると利用できる。既にMySpace IMを利用している人はソフトウェアをアップグレードする必要がある。

 両社の提携には、マイスペースはライバルのフェースブック(Facebook)が勢いを増していること、スカイプは収益面での問題があるという背景がある。

 インターネット電話は世界中で利用されているにもかかわらず、スカイプの収益は思わしくない。2年前に26億ドル(約3020億円、当時)でスカイプを買収したイーベイは、今年10月に14億3000万ドル(約1650億円、当時)の損失を計上している。イーベイは当初、スカイプを利用してネットオークションの出品者と落札者が容易に連絡を取り合えるようなサービスを想定していたが、イーベイはこの計画はあきらめたと見られる。(c)AFP/Glenn Chapman
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