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米イーベイ、「スカイプ」関連で14億3000万ドルの損失を計上

  • 2007年10月03日 20:17 発信地:ニューヨーク/米国
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2006年1月13日、韓国、ソウル(Seoul)のホテルで試験運用されるスカイプ(Skype)社のIP電話。(c)AFP/KIM JAE-HWAN

【10月3日 AFP】インターネットに接続したパソコン間で無料の音声通話ができるインターネット電話(VoIP)が世界的に人気を集めている。しかし、収益という点ではこの分野のパイオニアであるスカイプ(Skype)や米国における主要な競合相手であるVonageなどの企業は必ずしも期待通りの大成功を収めているとは言えないようだ。

 2005年に26億ドル(約3020億円)でスカイプを買収した米インターネット・オークションサイト、イーベイ(Ebay)は1日、スカイプに関連して特別費用約14億3000万ドル(約1650億円)を計上すると発表した。

 国際的な米債券ブローカー、キャンターフィッツジェラルド(Cantor Fitzgerald)の関係者は「スカイプに買収額ほどの価値がなく、相乗効果もそれほど実現していないことをイーベイがようやく認めたことは喜ばしい」と語った。

 AFPが取材した多くの専門家は、スカイプが同社の世界的な人気を利益につなげることができるのか疑問視している。

 スカイプを利用するには、同社のウェブサイトからソフトウェアをダウンロードしてパソコンにインストールするだけでよい。これで世界中の人と無料で音声通話をすることができる。スカイプの利用者はこの1年で倍増し2億2000人に達した。問題はコンピューターから一般の電話に電話をかける「SkypeOut」などの有料サービスを利用する人が少ないことだ。有料サービスの利用者は、スカイプで240万人、Vonageで280万人に過ぎないという。

 米国の調査会社iSuppliのアナリストSteve Rego氏は、利用者は遠距離通話に関してインターネット電話よりも、一般電話・インターネット・ケーブルテレビなどを組み合わせた一括サービスを好む傾向があり、Skypeなどのインターネット電話に特化した企業が利用者を集められるか分からないと分析する。米国の調査会社ForresterのアナリストSally Cohen氏は、スカイプが市場に与える影響は小さいことを指摘し、スカイプはクリック広告などの広告分野で収益を上げることを考えるべきだと話す。

 インターネット電話は競争も激しい。グーグル(Google)、マイクロソフト(Microsoft)、ヤフー(Yahoo)などが、インターネットのメッセージサービスにインターネット電話を取り込んできている。大企業は大挙してインターネット電話を利用し始めているが、信頼性と品質が保証されている米シスコ(Cisco Systems)や米オラクル(Alcatel)などのネットワーク専門企業のサービスを選択することが多い。(c)AFP/Laurence Benhamou

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