【5月31日 AFP】アップル(Apple)は30日、同社のネットワークメディアプレーヤー「Apple TV」の新機能により、動画共有サイトのユーチューブ(YouTube)に投稿された動画をテレビで楽しめるようになると発表した。

 スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)CEOによると、Apple TVのリモコンを使いユーチューブから選んだ動画をセットトップボックスに送信し、テレビで視聴することが可能になるという。

 「ソファに座ったままユーチューブ動画の容易なブラウズ、検索、視聴が初めて可能になった。これが実に楽しい」とジョブズ氏はプレスリリースで述べた。
 「全世界にセンセーションを起こしているユーチューブを、Apple TVは直接リビングルームに持ち込み、大画面テレビで視聴可能にする」

 Apple TVへの新機能搭載は6月中旬で、これによりユーチューブに掲載されている膨大な数の動画をApple TVで楽しめるようになる。視聴できる動画は週に一度追加され、年末までには完全なユーチューブのカタログができる予定だ。ユーチューブの登録会員はApple TVからログインし、投稿された動画の視聴や保存もできるという。

 またアップルは、160GB(ギガバイト)のハードディスクを搭載したApple TVのBTOオプションの提供も発表。これにより、動画200時間、音楽3万6000曲、写真2万5000枚相当のデータ保存が可能となる。

 なお、価格は40GBのスタンダードモデルが299ドル(約3万6800円)、160GBのBTOモデルが399ドル(4万9800円)。(c)AFP