【5月30日 AFP】日本の大手携帯電話会社、NTTドコモKDDIは30日、携帯電話を経由して地震予知警報を送信するシステムを共同開発しており、数か月以内に実用化されると発表した。もう1つの大手、ソフトバンクは単独で同様の研究を進めているという。

 このサービスは、気象庁が開発した本震が起こる数秒前に地震を感知するシステムを利用し、その情報を携帯電話を通じて伝達するという。

 両社はどの方法で送信するのかは明らかにしていないが、日本の携帯電話通信で専ら利用されているメールは、携帯電話網を圧迫する危険性があるとの見解を示した。

 気象庁の地震予測警報システムは本震の前の地下の揺れを観測し、地震波が地表に表れる前にその規模を予測する。

 地球上の大地震の20%が日本で起こっている。日本は世界でもっとも正確な地震観測および津波速報のシステムを有している。(c)AFP