【バンガロール/インド 21日 AFP】米インターネット検索大手、グーグル(Google)のヴィントン・G・ サーフ(Vinton G. Cerf)副社長兼チーフ・インターネット・エバンジェリストは20日、今後インターネットの普及をけん引するのは、PCではなく携帯電話であるとの予想を語った。インドや中国などの新興国で、月間数百万台の携帯端末が売れている状況を踏まえたもの。
「インターネットの父」と呼ばれる同氏は、インド南部のバンガロール(Bangalore)、別名「インドのシリコンバレー」にある同社の研究開発施設を訪問し、ネットの将来について語った。
■爆発的に伸びるインターネット人口
インターネットへのアクセス人口は、1997年の5000万人から最近では11億人にまで爆発的な伸びを見せた。しかしこれは、世界人口のわずか6分の1にしかならない。
サーフ氏は、「利用料が下がればネットユーザーは地球の全人口にまで拡大し、通信費も下がるだろう」と語る。
「携帯電話は、ネット革命における切り札になっている」
世界の携帯電話人口は、現在25億人。中国やインドなど人口の多い開発途上国での伸びが著しく、特に人口11億人のインドでは、月次700万人のペースで加入者が増加している。こうした中、英携帯電話大手のボーダフォン(Vodafone)は、すでにインドの携帯電話大手ハチソン・エッサー(Hutchinson-Essar)を111億ドル(約1兆3347億円)で買収することを発表している。
■サービスの多様化が顧客拡大の鍵
携帯電話および携帯端末のメーカー各社は、オンライン支払いやナビゲーション・システムを可能にする多種多様なネット接続機能、サービスを提供する一方で、競争のし烈化に伴う低価格化をせまられている。
こうした状況についてサーフ氏は、「ネットの新規ユーザーの増加につながる」と歓迎している。
なおグーグルは、インドにおける研究・サービス拠点を、ハイデラバード(Hyderabad)、デリー(Delhi)、ムンバイ(Mumbai)にも拡大している。
写真は20日、バンガロールで会見するサーフ氏。(c)AFP
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