写真は東京のデパートで売り出されたノート型パソコンを模したチョコレート。「あなたを永遠に愛し続けるようにプログラムされています」。(2001年3月13日撮影)(c)AFP/Yoshikazu TSUNO
【ワシントンD.C./米国 10日 AFP】セキュリティ専門家らは、バレンタインデーの時期に送られてくる「愛のメッセージ」の電子メールには「悪質なコンピューターウイルスが添付されている危険性がある」として、ユーザーに警告を発している。
■メールのタイトルは「2人で一緒に」、「この世の終わりまで」、「私のハートを」
セキュリティ会社Panda Softwareの研究機関PandaLabsは、「電子メールでバレンタインデーのロマンチックなメッセージが届いた場合、その大半はコンピューターウイルスが添付されているかもしれない」と、注意を促している。
同社の調査によると、現在、Nurech.Aと呼ばれるコンピューターウイルスが急増しているという。このウイルスは、「2人で一緒に」、「この世の終わりまで」、「私のハートを」などといった件名の電子メールの添付ファイルに含まれており、そのファイルを開くとユーザーのコンピューターはウイルスに感染する。
「とにかく、どんな言葉か表記されていても、不審なメールは不審なメール。絶対に開けないでください」とアドバイスするのは、PandaLabsのLuis Corrons技術部部長。
不審なメールは必ずアンチウイルスソフトでスキャンして、開けても安全かどうかを確認するよう呼びかけている。
■バレンタインデーやクリスマスは、サイバー犯罪者には絶好のチャンス
Corrons部長によると、サイバー犯罪者はバレンタインデーやクリスマスといった季節イベントの時期になると、それにちなんだグリーティング・カードに見せかけた電子メールを送り、ウイルスを広めようとするのだという。
また、別のセキュリティ会社シマンテック・コーポレーション(Symantec Corporation)によると、「トロイの木馬」の1種である「Trojan」「Peacomm」「Storm Trojan」と呼ばれるウイルスが、最近、急増しているという。「トロイの木馬」はコンピューターに不正プログラムを書き込むウイルス。
同社は、バレンタインデーの近いこの時期、ウイルスソフトの制作者たちが「私の心はあなたのもの」といったロマンチックなタイトルのメールで、ユーザーの心を巧みに引きつけ、ウイルスに感染させようとしているのだろうと、推測する。
「ラブレター」と呼ばれるウイルスは、こうした手口を利用してコンピュータ史上最大規模とされるウイルス感染を引き起こした。
写真は東京のデパートで売り出されたノート型パソコンを模したチョコレート。「あなたを永遠に愛し続けるようにプログラムされています」。(2001年3月13日撮影)(c)AFP/Yoshikazu TSUNO