【6月17日 AFP】マレーシア国内各地では16日、インドネシアのスマトラ(Sumatra)島で発生した山火事に由来する煙霧に覆われ、6地区では「不健康」レベルの大気汚染が確認された。

 マレーシアでは毎年、5~9月にかけてのモンスーンの季節に、風に乗ってマラッカ海峡(Malacca Strait)を越えてマレーシアに到来する煙霧が問題となる。環境局のハリマ・ハッサン(Halimah Hassan)局長は、人工衛星でスマトラ島に火事が頻発する地域を46か所見つけたと述べた。

 マレーシアでは16日午前、大気汚染指数(Air Pollutant IndexAPI)で101~129の「不健康」なレベルの汚染が、6地区で確認された。確認された地域はマラッカ(Malacca)州内の2か所の他、ポートディクソン(Port Dickson)と同国最大の港ポートクラン(Port Klang)などだった。

 首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)でも同日、大気汚染指数が92を示し、煙霧に覆われた。APIは50~100が中程度で、101~200が不健康とされている。(c)AFP