【2月21日 AFP】反捕鯨団体シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)は20日、南極海(Southern Ocean)で日本の捕鯨船団の母船「日新丸(Nisshin Maru)」が、シー・シェパードの抗議船「スティーブ・アーウィン(Steve Irwin)号」と「ボブ・バーカー(Bob Barker)号」に意図的にぶつかってきたと発表した。

 これによって日新丸に給油していた韓国のタンカー「サンローレル(Sun Laurel)号」の救命ボート1隻が壊れ、日新丸に数回にわたってぶつかられたボブ・バーカー号は搭載していたレーダーのうち1つと全てのマストが損傷して一時全ての動力を失い、遭難信号を発信したという。

 これに対して日本の水産庁は、シー・シェパードの船舶3隻がタンカーから給油を受けようとしていた日新丸に少なくとも4回接触し、日新丸の船首部分と手すりが破損したと発表した。(c)AFP