【2月23日 AFP】カンボジア北東部ラタナキリ(Rattanakiri)州の熱帯雨林で、珍しい風貌を持つトカゲの新種を発見したと、米自然保護団体コンサベーション・インターナショナル(Conservation International)が22日発表した。尻尾は胴体よりもはるかに長く、四肢は極端に短く、光を屈折するうろこで覆われた体は太陽の光が当たると虹色に輝いて見えるという。

 この新種のトカゲは2010年、同団体と国際環境保護団体フォーナ・フローラ・インターナショナル(Fauna and Flora International)がベンサイ・シェムパン(Veun Sai-Siem Pang)自然保護区で共同実施した調査で発見され、保護区の名前にちなんで「Lygosoma veunsaiensis」と命名された。

 調査がほとんど行われたことのない同保護区の熱帯雨林では、過去2年間に、新種のコウモリと新種のテナガザルも発見されている。(c)AFP