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野生のトラを守れ、村が丸ごと移転 インド

  • 2012年02月16日 16:13 発信地:ジャイプール/インド
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インドのJaldaparaの野生動物保護区で撮影されたトラ(2009年7月4日撮影、資料写真)。(c)AFP/Diptendu DUTTA

【2月16日 AFP】インドで減り続ける野生のトラを守るため、トラの生息域を広げようと、サリスカ野生動物保護区(Sariska Tiger Reserve)内の村が先週、丸ごと移転した。保護区の関係者が15日明らかにした。

 移転したのはウムリ(Umri)村。政府当局は村人たちに対し、1世帯あたり一括で100万ルピー(約160万円)の現金または土地と現金の両方を給付するという形で補償を行った。

 北部ラジャスタン(Rajasthan)州にある同保護区には現在、トラが5頭しか残っておらず、保護区側は、ほかの村にも働きかけて2013年までに保護区内の全住民の移転を完了させたい考えだ。

■世界的に激減

 野生のトラの数は世界的に激減している。トラの半数はインドに生息するが、密猟者、国際的な密輸ネットワーク、生息域の破壊などによる個体数減少に歯止めがかからない。

 インドは先月、トラの個体数回復に向けた一連の措置を発表した。密猟防止のため、南部のジャングルには武装警備員も配置される。

 インドにおけるトラの生息数は、英国から独立した1947年には推定4万頭だったが、2011年にはわずかに1706頭を数えるのみとなっている。(c)AFP

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