【5月23日 AFP】オーストラリアのシドニー(Sydney)都心部を対象にこのほど実施された環境調査で、ハヤブサから毒蛇のレッドベリードブラックスネークまで、多種多様な野生生物が市街地のすぐそばに生息していることが明らかになった。

 クローバー・ムーア(Clover Moore)市長によると、市全域を対象とした環境調査は初めてという。

 公園や湾岸その他の公共空間で3か月間にわたって実施された調査では、絶滅危惧種に指定されているキンスジアメガエルなどカエル5種、爬虫(はちゅう)類8種、ハイイロリングテイルなどのオーストラリア固有の哺乳類7種、オーストラリアガマグチヨタカなど鳥類約40種が確認された。

 その一方で、通常は都会の茂みなどで頻繁に見られる小鳥類の不在も明らかになった。

 シドニー市では、調査結果をもとに、地元固有の動植物を保護する行動計画を作成する予定だ。(c)AFP

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