【3月5日 AFP】山田正彦(Masahiko Yamada)農林水産副大臣は4日、米政府が大西洋と地中海でのクロマグロの国際商業取引禁止案を支持する方針を示したことを受け、禁止案が13~25日のワシントン条約(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and FloraCITES)締約国会議で採択された場合、禁止義務の受け入れを拒否する方針を示した。

 多数の欧州諸国が禁止案の支持を表明する中、同大臣は「日本にとって情勢が厳しくなってきた」とし、禁止案が採択された場合は「留保せざるを得ないだろう」と述べた。

「留保」を通告した国は事実上、その他の留保国との取引が可能となるが、政府はクロマグロ漁を将来的にも継続できるような別の解決策が望ましいとしている。(c)AFP