【2月24日 AFP】米国生まれの2頭のパンダ、雄のタイシャン(Tai Shan、泰山)と、雌のメイラン(Mei Lan、美蘭)が中国・四川(Sichuan)省の臥龍パンダ保護研究センター(Wolong Nature Reserve)に到着してから、まもなく1か月がたとうとしているが、2頭はそれぞれのペースで新しいすみかにも慣れつつあるという。飼育員によると、中国のササにもおう盛な食欲を示しているという。

 国営新華社(Xinhua)通信が飼育員の話として伝えたところによると、4歳のタイシャンは飼育施設内で、木に登ったり、歩き回ったりして楽しく過ごしているという。一方、3歳のメイランは施設に来たばかりのころは、人に対しうなり声をあげるほか、食欲をなくしていたが、現在は施設にも慣れ、毎日30キロのササと300グラムの果物を食べているという。タイシャンも中国のささがお気に入りだという。

 2頭のパンダたちは、1か月間の検疫隔離期間が終了し次第、一般に公開されるという。(c)AFP