【1月17日 AFP】「エアーズロック(Ayers Rock)」の名で知られる、オーストラリア中部の巨大な岩山「ウルル(Uluru)」に、この季節には珍しく大量の雨が降り、滝が出現した。

 前月、オーストラリア東部の大半の地域が熱帯低気圧(サイクロン)に見舞われた影響で大洪水が発生。これが原因で、エアーズロックのあるウルル・カタ・ジュタ国立公園(Uluru-Kata Tjuta National Park)には大量の植物が生い茂っている。

 同公園の管理人クリスティーン・バーク(Christine Burke)氏によると、一年のこの時期に公園で草が芽吹き花が咲いているのが見られるのは極めてまれなことだという。「公園では今、驚くべき光景が見られます。とてもきれいです」とバーク氏は国営ラジオで語った。

 エアーズロックは半乾燥地帯のスタート砂漠のほぼ中心部に位置し、平均年間降雨量は300ミリほど。1月は年間を通じて最も暑く乾燥した時期で、気温が摂氏45度に達することもある。(c)AFP