【11月17日 AFP】ペルーの科学者が、アンデス山脈の氷河の溶解速度を緩めるために、氷河の後退により露出した岩と地面を白く塗って熱の吸収を減らすことを議会に提言した。

 NGO「ペルーの氷河(Glaciers of Peru)」のエドゥアルド・ゴールド(Eduardo Gold)総裁は3日、気候変動に関する議会の委員会で、氷河が消滅するにつれて放射熱を吸収する地面や岩の面積が増え、温暖化が加速される、いわゆる「正のフィードバック」を緩和するために、氷河の白い色を再現し、氷河の回復に必要な状況を再現することを提案したという。

 このアイデアは、既に世界銀行(World Bank)が興味を示しており、同行が検討している温暖化対策プロジェクトに採用されているという。(c)AFP