【11月14日 AFP】今年の捕鯨シーズン開始を翌月に控えて、米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation SocietySS)」が未来型の超高速抗議船「アディ・ギル(Ady Gil)」号で日本の調査捕鯨を阻止すると意気込んでいる。 

「アディ・ギル」号は三胴式の細身の小型ボート。最大時速93キロで、オーストラリアの南方の南極海で活動する日本の調査捕鯨船を追い回すという。昨年には、記録より2週間短いわずか61日間で世界一周を達成してみせ、スピードを見せつけた。

 これまでアディ・ギル号は「アースレース(Earthrace)」号として知られていたが、シー・シェパードの捕鯨妨害活動の支援に100万ドルを出資した米ハリウッド(Hollywood)のビジネスマン、アディ・ギル(Ady Gil)氏にちなんだ名前となった。

 シー・シェパードのスポークスマン、ポール・ワトソン(Paul Watson)船長は、「アディ・ギル号で捕鯨船を追い回し逃がさない。クジラは一頭たりとも殺させない」と話す。捕鯨船の周囲を高速で旋回して妨害するのだという。

 ワトソン船長によると、シー・シェパードは、12月初めから3か月間続く日本の調査捕鯨に、アディ・ギル号とスティーブ・アーウィン(Steve Irwin)号の2隻の抗議船で臨む態勢だ。(c)AFP