【10月2日 AFP】12月にデンマーク・コペンハーゲン(Copenhagen)で行われる気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に向け、コフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長が1日、歌で気候変動対策を訴える「音楽署名運動」を開始した。

 請願への「署名」は、オーストラリアのロックバンド「ミッドナイト・オイル(Midnight Oil)」の80年代のヒット曲「ベッズ・アー・バーニング(Beds Are Burning)」の新バーションを無料ダウンロードすることだ。ミッドナイト・オイルのフロントマンだったピーター・ギャレット(Peter Garrett)氏は、現在オーストラリアの環境大臣を務めている。 

 新バージョンのレコーディングには、世界中から60人あまりのセレブたちが集まった。元男子プロテニス選手で歌手のヤニック・ノア(Yannick Noah)さん、仏女優のマリオン・コティヤール(Marion Cotillard)さん、歌手のユッスー・ンドゥール(Youssou N'Dour)さん、リリー・アレン(Lilly Allen)さん、デュラン・デュラン(Duran Duran)、ボブ・ゲルドフ(Bob Geldof)さん、ノーベル平和賞受賞者のデズモンド・ツツ(Desmond Tutu)南アフリカ聖公会大主教ら、そうそうたるメンバーだ。

 スイス・ジュネーブ(Geneva)に本部を置く人道支援団体「グローバル人道フォーラム(Global Humanitarian Forum)」の会長でもあるアナン氏は、パリ(Paris)で記者会見し、COP15での合意は「意欲的で世界共通で公正なものでなければならない」と話した。(c)AFP

【参考】「ベッズ・アー・バーニング」新バーションの動画