【7月16日 AFP】オーストラリア・シドニー(Sydney)のノースヘッド(North Head)国立公園内で、個体数が減少しているコガタペンギン9匹がかみ殺される事件が相次ぎ、豪当局は14日、ペンギンを守るため狙撃手を配置したことを明らかにした。

 国立公園・野生動物局(National Parks and Wildlife Service)によると、ペンギンはここ数週間のうちに次々にかみ殺されており、犬かキツネのしわざとみられるという。公園当局は死んだペンギンの解剖を行い、DNA検査をもとに襲撃した動物の特定を試みている。

 現在、公園内では、狙撃手が夜間巡回し警戒しているほか、赤外線カメラやわなが仕掛けられているという。

 同国立公園は豪東部沿岸では唯一のコガタペンギンの繁殖地。当局は、「流れ弾」が一般人に当たるようなことは危険なことにはならないと約束している。(c)AFP