【4月10日 AFP】メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)で9日、36時間にわたる計画的な断水が実施され、住民200万人あまりが水のない生活を強いられている。

 同市は1月に、市内の水道配給システムの水漏れ改善などを含む5か月間の緊急計画を発表していた。

 国家水委員会(Conagua)によると、前年の降雨量が少なかったことや、水道管からの大量の水漏れにより、同市の給水を担うCutzamalaの貯水量は、過去最低レベルの47%に落ち込んでいる。ちなみに水道管からの漏れ出す水の量は、給水総量を超える状態だという。

 メキシコ市によると、給水は10日夜ごろから徐々に回復する見通しだが、完全復旧は15日ごろになるという。最も深刻な影響が出ている地区には、給水トラック500台が派遣される。(c)AFP