【3月26日 AFP】オーストラリア外務省は、旅行者向け健康情報を更新し、香港(Hong Kong)の大気汚染によって健康被害が発生する可能性があると発表した。

 同省のウェブサイト上に掲載された更新情報には、「香港の大気汚染レベルは、気管支炎やぜん息などを悪化させる可能性がある。大気汚染レベルが高まった場合は、心臓や気管支に持病のある人は日中、運動や屋外での活動を控えるように」と記載されている。

 在香港のオーストラリア総領事館の報道官によると、情報の更新は23日に行われたという。

 香港ではここ数年、隣接する中国南部の工場群から排出される大気汚染物質が流れ込み濃霧が街を包んでいる状態となっている。

 企業団体や環境活動家などは、大気汚染が原因で、各国の優秀な人材が香港を敬遠する可能性を指摘している。(c)AFP