タイのチェンマイ動物園(Chiang Mai Zoo)でじゃれあう、中国から貸し出されたジャンアントパンダ、チュアン・チュアン(Chuang Chuang、雄、9歳)と、リン・フイ(Lin Hui、雌8歳、2005年9月3日撮影)。(c)AFP/FILES/PORNCHAI KITTIWONGSAKUL
【3月3日 AFP】「ポルノビデオ」から低炭水化物ダイエットまで、パンダに交配を促す従来の方法をやりつくしたタイの動物園が、寒空の下につがいを一緒に外に放り出すという意外な手段を使い、ついに人工授精に成功した。
ジャイアントパンダは性欲が少ないことで有名だが、タイ北部チェンマイ(Chiang Mai)のチェンマイ動物園(Chiang Mai Zoo)のスター、9歳の雄のチュアン・チュアン(Chuang Chuang)と、8歳の雌のリン・フイ(Lin Hui)は、10年の契約で2003年に中国から借り受けて以来、まったく性行為に興味を見せなかった。
2年前に人工授精に失敗したものの、どうにかして繁殖を成功させたい動物園は2回目の努力の結果、このほど待望の2世パンダ誕生が望めるかもしれないと期待している。
繁殖を試みてきた動物園チームは「2月18日午後1時30分、人工授精は行われた。受精成功には最も適した時間帯だ」と声明を発表した。結果が分かるまでには3か月程度かかる。
最初に成功の道筋が見えたのは1月初め。凍りつくような寒さのある日、雌のリン・フイが普段はまったくない発情の兆候を見せた。動物園のスタッフたちは、寒気の中に2頭でいればもっと「熱くなりたい」という気持ちもわくのではないかと、温度管理の効いた飼育コーナーから寒い外へ2頭を出して発情を促したという。
チュアン・チュアンは最初、リン・フイの相手としては体重が重すぎると思われていたが、08年は低炭水化物ダイエットで7キロ減量した。チュアン・チュアンに15分間のパンダの「ポルノビデオ」を見せたこともあるが、いずれも発情を促すには至らなかったばかりか、ポルノにはまったく興味を示さなかったという。(c)AFP









