【1月25日 AFP】オーストラリア南部沖の砂州に打ち上げられていた50頭近いマッコウクジラのうち、救助活動にあたっている職員は24日、1頭を除き全頭が死んだと語った。

 48頭のマッコウクジラは今週、タスマニア(Tasmania)島北西沿岸のパーキンス島(Perkins Island)沖150メートルの砂州に打ち上げられていた。22日に発見された時点で、大半がすでに死んでいた。

 救助活動にあたったWarwick Brennan氏によると、23日夜には生存するクジラは2頭になっていたが、現場海域の潮流が速く、強風もあったために海に帰すことができなかったという。24日夜には、生存しているのは最後の1頭となっていた。

 関係当局者らは、徹夜で海域付近に待機し、25日の日の出とともに現場に向かい、生存する1頭が海へ帰ることが可能かどうか、健康状態を確認する。(c)AFP