【1月24日 AFP】香港大学(Hong Kong University)の教授らとシンクタンクCivic Exchangeが運営するウェブサイト「Hedley Environmental Index」は23日、最近の香港(Hong Kong)の大気汚染は、世界保健機関(World Health OrganisationWHO)の基準を大幅に超えて悪化していることを明らかにした。

 これによると香港の一部地域では、呼吸によって体内に取り込まれる恐れのある大気中の微粒子の水準が、WHOが定めた基準の10倍を記録したという。また22日には二酸化窒素(NO2)と二酸化硫黄(SO2)の測定値が、過去12か月以上で最悪となるWHO基準の5倍を記録した。

 香港行政当局は現在、20年以上前に制定された大気汚染防止基準の改定作業を行っている。同基準について科学者たちは非常に時代遅れだとしている。(c)AFP