【1月6日 AFP】香港(Hong Kong)の住民のうち5人に1人が、深刻な大気汚染のために移住を検討している――。こうした調査結果が5日、香港のシンクタンク「Civic Exchange」によって発表された。この結果を受けて、香港の金融の中心地としての競争力が損なわれるとの懸念が高まっている。

 調査結果によると、香港の住民のうち140万人が移住について考えていると回答し、このうち50万人は「真剣に検討している、もしくはすでに移住を予定している」と回答したという。

 Civic Exchangeは、移住を真剣に検討していると回答した人びとの中には高額所得者や高学歴の労働者が含まれており、最高の人材を引きつけ、また確保し続けるための香港の競争力に疑問が生じていると指摘している。(c)AFP