【12月18日 AFP】欧州連合(EU)の欧州議会(European Parliament)は17日、2020年までに温室効果ガスを1990年比で20%削減することを目標としたEUの地球温暖化対策の包括案を賛成多数で可決し、意欲的な削減計画の実施に向けた最後の障害を乗り越えた。

「20-20-20」と呼ばれる包括的な温暖化対策は、2020年までに温室効果ガスを1990年比で20%削減し、20%の省エネを実施し、エネルギー消費に占める再生可能エネルギーの割合を20%に拡大するというもの。再生可能エネルギー、排出量取引、二酸化炭素(CO2)の貯留(CSS)、加盟国による取り組み、CO2排出量の削減、自動車のCO2排出量の削減が柱となっている。

 12日にベルギー・ブリュッセル(Brussels)で開かれたEU首脳会議で合意に達していた。(c)AFP/Christian Spillmann