【11月14日 AFP】日本政府は13日、前年に引き続き今季もザトウクジラの捕獲を控える意向を明らかにした。クジラ観光がさかんなオーストラリアや環境保護団体からの強硬な抗議に配慮したものとみられる。

 日本は前年、1960年代以降初めてザトウクジラの捕鯨を50頭を上限に再開する計画を発表した。しかしオーストラリア政府から厳しい抗議を受け、国際捕鯨委員会(International Whaling CommissionIWC)議長の仲介のもとでザトウクジラ捕獲の再開を中止していた。

 水産庁資源管理部の岡田英明(Hideaki Okada)氏は、今月末にも南極海に向けて出航する今季の調査捕鯨の捕獲目標は1000頭程度を維持すると述べた。(c)AFP