【10月17日 AFP】欧州環境庁(European Environmental AgencyEEA)は16日、1997年に採択された京都議定書(Kyoto Procotcol)を批准した欧州連合(EU)の15か国が、共同で温室効果ガスの排出量削減目標を達成することができる見通しであると発表した。

 デンマークのコペンハーゲン(Copenhagen)に本部を置くEEAは、声明で「EU15か国は共同で、2008-12年の温室効果ガス排出を(1990年比)8%削減する見込みである」と発表した。

 具体的には2010年までに、国内政策や規制によって3.6%、二酸化炭素吸収を目的とした森林再生などで1.4%、排出量取引で3%を削減し、目標値8%を達成するという。

 一方で、最終的には、15か国共同で1990年比で11%以上の削減が達成できる可能性もあるという。(c)AFP