【9月4日 AFP】(写真追加)米国ほか世界各地の主要都市で3日、環境・動物保護団体が日本の捕鯨やイルカ漁などに抗議する大規模なデモ活動を行った。保護団体は、小型のクジラやイルカなど約2万頭が日本の漁民により殺されていると非難している。

 デモ活動はワシントンD.C.(WashingtonD.C.)、ロンドン(London)、ベルリン(Berlin)、香港(Hong Kong)、コルカタ(Calcutta)、マニラ(Manila)、カラカス(Caracas)、バンクーバー(Vancouver) など、50近くの都市で展開された。

 ワシントンD.C.を拠点とする「動物福祉協会(Animal Welfare Institute)と、「ヒューメイン・ソサエティ・インターナショナル(Human Society International)」のメンバーは、日本のイルカ漁を「世界で最も大規模な虐殺だ」としている。

 同日、ワシントンD.C.の日本大使館前ではイルカに扮(ふん)した保護団体メンバーがやりで突かれて死に道に横たわるというパフォーマンスを実演しながら、日本は残虐な行為をやめるべきだと主張した。

 メキシコ市の大使館前でも「虐殺をやめろ」と日本語で書かれたプラカードをかかげた人々によるデモが行われた。(c)AFP