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迷子の赤ちゃんクジラ、衰弱のため安楽死

  • 2008年08月22日 19:00 発信地:シドニー/オーストラリア
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オーストラリア・シドニー(Sydney)近くのピットウォーター(Pittwater)湾で安楽死させられた後のザトウクジラの赤ちゃん(2008年8月22日撮影)。(c)AFP/AAP/Tracey NEARMY

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【8月22日 AFP】(写真追加)オーストラリアの国立公園・野生動物局は22日、ヨットを母親と勘違いしてシドニー(Sydney)付近のピットウォーター(Pittwater)湾に迷い込んだザトウクジラの赤ちゃんを安楽死させた。

 17日に初めて確認されたこの赤ちゃんクジラは世界中の関心を集め、「コリン(Colin)」という愛称も付けられていた。当初、同局はヨットでコリンを外洋におびき出し、繁殖のために回遊している群れに戻そうと試みた。だが失敗に終わり、コリンの生存の可能性が危ぶまれる結果になった。

 その後は、軍に対しクジラを外洋へ連れ戻せないか打診が行われたほか、人工乳首を使用した粉ミルクで授乳する案なども検討されていた。

 しかし赤ちゃんクジラは通常は毎日230リットルの母乳を必要とするため、数日で急速に衰弱。当局は「苦しみを長引かせるよりは」と、安楽死処分を決断した。当局にとってもコリンの安楽死は苦渋の選択だったが、ほかに選択肢はなかったという。

 国立公園・野生動物局広報官、クリス・マッキントッシュ(Chris McIntosh)氏によると、コリンはボートに乗った獣医師により大きな注射器で麻酔を投与された後、浅瀬までけん引され、安楽剤を投与された。

 コリンを安心させるため、先住民アボリジニの「ホエール・ウィスパー」が獣医師に同行。昔の歌を歌うとコリンは近づいてきてボート脇に身を寄せ、なでてもらえるように頭をもたげたという。(c)AFP

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