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野鳥絶滅の危機も、気候変動の速度についていけず 仏研究者ら

  • 2008年08月20日 12:16 発信地:パリ/フランス
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米カリフォルニア州カリパトリア(Calipatria)付近の海を渡る1羽のクロハサミアジサシ(2006年6月23日撮影)。(c)AFP/Getty Images/David McNew

【8月20日 AFP】野鳥の生息域は地球温暖化に合わせて変化しているが、気温の急激な上昇に対応しきれず、一部が絶滅するかもしれない。20日の「英国王立協会紀要(生命科学版、Proceedings of The Royal Society B)」に、このような論文が発表された。

 論文を執筆したフランス国立自然史博物館の研究者らによると、さまざまな生態系における野生生物の微妙なバランスは、予想を8倍も超える速度で変化しつつあり、一部の種において深刻な結果を招く可能性があるという。

 論文は、フランスの鳥類個体群の99.5%にあたる105の鳥類について、1989年から2006年までに生息域が平均91キロ北上したと指摘。一方で同時期の平均気温は、それの約3倍に当たる273キロも北上している。鳥の生息域の変化と平均気温の変化の間のギャップは、さらに開きつつあるという。

 執筆主幹のビクトル・デビクトル(Victor Devictor)氏は、AFPとの電話インタビューで、「動植物は気候変動に適応していくものだが、たとえば鳥と、鳥が捕食する虫の適応速度が違うというような『ミスマッチ』が発生すると、種の間の相互作用に混乱が生じるようになる。こうしたミスマッチは徐々に大きくなる可能性があり、一部の鳥が絶滅してしまうかもしれない」と話した。(c)AFP
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