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ザトウクジラなど個体数回復、自然保護連合調査

  • 2008年08月12日 17:54 発信地:ジュネーブ/スイス
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南米エクアドル・マナビ(Manabi)県プエルトロペス(Puerto Lopez)沖で撮影されたクジラ(2007年7月1日撮影)。(c)AFP/Rodrigo BUENDIA

【8月12日 AFP】クジラの絶滅危機が叫ばれる中、ザトウクジラ、ミナミセミクジラについては個体数が順調に回復しているとの調査結果を、国際自然保護連合(International Union for the Conservation of NatureIUCN)が12日、発表した。

 IUCNのランダル・リーブス(Randall Reeves)氏によると、個体数の回復は主に商業捕鯨の停止に起因するもので、調査結果はクジラ保護のために人類がなすべきことを明確に示していると語った。

 一方、IUCNでクジラ目を専門とするジャスティン・クック(Justin Cooke)氏は、捕鯨国がザトウクジラやセミクジラの個体数回復を商業捕鯨再開の口実に用いることを懸念する。クック氏は「絶滅の危険がなくなったから、自動的に捕鯨を開始して良いということではない」と釘を刺す。

 同時に、クジラ目の4分の1の種は依然として絶滅の危機に瀕しており、このうち1割が絶滅危ぐ種に指定されている点も、今回の調査結果で指摘されている。IUCNによると、メキシコ沖のカリフォルニア湾(Gulf of California)に生息するネズミイルカのうち野生での生存が確認されているのは150頭のみで、絶滅はほぼ確実視されている。

 IUCNは1000を超える官民の団体から成る世界的な自然保護ネットワークで、IUCNが定期的に発表する絶滅危ぐ種を記した「レッドリスト」は、生物保護の指標となっている。(c)AFP/Jason Gutierrez
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